倉橋 利成
清仁会リハビリテーション部は水無瀬病院、老人保健施設若山荘のリハビリテーション部門、水無瀬訪問看護ステーションのリハビリテーションスタッフが一体となった組織です。
私たちは対象者の疾患、ニーズ、時期、その他多くの要因に応じて適切に変化し対応するリハビリテーションを提供したいと考えています。
そのために大切にしていることは以下の3つです。
心身機能の回復、ADL・IADLの自立、就労や趣味活動など、幅広い生活動作のアプローチを行います。本人・家族・地域社会・環境への働きかけをしています。作業療法士16名、新人・中堅・ベテランと幅広い経験年数層で構成されておりスタッフ一丸となり、対象者と向き合っています。地域の皆様に、その人らしい主体的な生活の獲得を目指して作業療法の提供をしています。
言語聴覚士は7名です。私たちが大切にしているのは失語症や嚥下障害の改善をあきらめないこと、最善の治療を行うことです。失語症は生活期になってからリハビリテーションの必要性が増しますので外来の患者さんに積極的に対応しています。嚥下障害は食べる喜びを取り戻すことを最も尊重し最大限取り組んでいます。また在宅生活の維持のために訪問リハビリテーションや、誤嚥性肺炎を予防する介護予防活動への協力も積極的に行なっています。
2017年4月現在で27人の理学療法士が在籍しており、日々の臨床に励んでおります。私たちの理学療法の対象は地域全体です。当院にご病気やお怪我でご入院、ご通院されている患者様だけではありません。近隣地域の方々がご病気やお怪我にならないよう予防、健康を維持することも大きな役割と考えています。地域の方々から必要とされるために当科員は「自ら考え、自ら学び、仲間とともに成長する」ことをモットーに、様々な院内教育プログラムを始めとした生涯学習に力を入れています。
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