医療現場では、医療従事者のちょっとした不注意などが、医療上予期しない状況や、望ましくない事態を引き起こし、患者の健康や生命を損なう結果を招くことがある。安全で安心のある医療の提供には、各職員の研鑽が必要である。
しかし、複雑化する医療現場において個人の努力だけでの医療事故防止には限界があり、組織的な安全管理体制が不可欠である。医療従事者の個人レベルでの医療事故防止対策と、組織的な事故防止対策の二つの対策を推し進めることによって、医療事故の発生を未然に防ぎ、患者が安全な医療を受けられる環境を整えることを目標とする。
職員1人ひとりが、また各部署それぞれの立場で、安全な医療の実践に取組むと同時に、病院全体が包括的に医療安全管理及びその推進を行っていくものとする。
医療安全管理者のもと、医療安全対策を総合的に企画・実施する。
委員会の業務を効率よく行うため、改善策が職場で実施されているか検討する。
研修や教育の企画・立案を行う。
救命処置を最優先し、可能な限り患者の救命と被害の拡大防止に全力を尽くす。
院長・医療安全管理者のもと、原因の分析並びに再発防止策の検討及び提言をする。
患者・家族様からの相談や苦情に対し、病院との良好な信頼関係を築くため迅速に対応する。
2018年4月