回復期リハビリテーション病棟は、医師がチーム医療の中心となり、患者さんに合わせた医学管理をおこない、各専門職によるチームアプローチで集中的なリハビリテーションを実施しています。少しでも早く自宅や社会へ戻って頂くことを目的とした病棟です。
ADL(日常的な生活動作能力)の向上、寝たきりの防止、家庭復帰と明確であり、入院可能期間も限定されています。内容的には主に訓練室での機能訓練に加えて、病室や病棟でのADL訓練を病棟看護スタッフと専従セラピストが共同で指導するのが特徴です。
当院回復期リハビリ病棟は当院4階に位置するリハビリテーション部の中核的存在で、豊富なリハビリ専門職の連携による集約的治療を提供できる、まさに回復して頂くための病棟です。24時間リハビリという理念と実践、個別リハビリ計画作成のための各専門職によるチームアプローチ、安全かつ積極的な体力作りの指導などに、少しでも早くより良くなって頂きたいという思いを込めています。
今後も、更なる質の向上を目指し、“挑戦”を続けていく所存です。
2008年春の診療報酬改定により、回復期リハビリ病棟に「質の評価」が導入されました。具体的には、重傷な方を受け入れている割合と、退院する方が自宅に復帰する割合によって、回復期リハビリ病棟が「2つの施設基準に区別」されます。また、重症の方が一定割合以上回復する割合によって、「重症患者回帰病棟加算」という施設基準を取得できるため、のべ3段階に評価されるようになりました。
水無瀬病院は最上位の「回復期リハビリ病棟入院料1」「重症患者回復病棟加算」の施設基準を取得しました。