Physical Therapist(フィジカル・セラピスト)略称:「PT」
日本理学療法士協会は理学療法を「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義しています。
理学療法の目的は運動機能の回復にありますが、日常生活活動(ADL)の改善を図り、最終的にはQOL(生活の質)の向上をめざします。病気、けが、高齢など何らかの原因で寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、歩くなどの動作が不自由になると、ひとりでトイレに行けなくなる、着替えができなくなる、食事が摂れなくなる、外出ができなくなるなどの不便が生じます。誰しもこれらの動作をひとの手を借りず、行いたいと思うことは自然なことであり、日常生活活動の改善はQOL向上の大切な要素になります。理学療法では病気、障害があっても住み慣れた街で、自分らしく暮らしたいという一人ひとりの思いを大切にします。
当院では、療法科勉強会(中枢、整形に関して月に一度開催)、症例検討、ブレイスカンファ(装具作成の際、適正を検討する)や、特別研修会(年に数回外部から講師をお招きしての研修会)、日々、実技の向上に努めています。
また、地域医療のため、いきいき100歳体操に参加し、島本まつりなど地域の行事ごとにも参加しています。
当院では、新入職員に対しての教育方法としまして、OJT(On-the-Job Training)を部内で取り入れています。
理学療法科では、ティーチングスタッフがリーダーとなり、治療はもちろん業務指導等、行なっています。一人ひとりの状況や能力に応じた個別指導を行い、実践力を身につけていけるようサポートしています。