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整形外科

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整形外科のご紹介

当院整形外科は、日本整形外科学会認定施設です。

2名の常勤医師(整形外科専門医)と4人の非常勤医師(整形外科専門医)で島本町を中心に、近隣地域の整形外科医療に携わっています。当院で扱っている主な疾患は外傷、関節外科、脊椎疾患と骨粗鬆症です。

日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究について

外傷

骨折、捻挫、脱臼などが該当します。ギプスなどの保存治療と手術治療を個々の患者さんの状況に応じて行います。

橈骨遠位端(手関節近く)骨折・上腕骨近位部(肩関節近く)骨折・足関節果部骨折

いずれも早期にリハビリして関節可動域を回復させる必要があるため、手術治療を行う場合が多いです。

大腿骨頚部骨折・大腿骨転子部骨折

股関節の近くの骨折で高齢者に多く見られます。長期のベッド上安静による誤嚥性肺炎、認知機能低下や褥瘡を予防するために、麻酔科医師や内科医師と連携して早期に手術治療を行います。

頚部骨折

骨折部のずれの程度によってスクリューなどで骨折部を固定する方法か、人工骨頭を挿入する方法を選択します。転子部骨折については専用に開発されたネイルで骨折部を固定します。

脊椎椎体骨折(胸椎や腰椎)

原則コルセット完成後、ベッドから離床してリハビリを行います。骨折部が不安定な場合は骨セメント充填して椎体形成術を行います。

関節外科

当院では以下の関節の疾患について治療を行っています(顎関節は耳鼻咽喉科や歯科口腔外科に紹介しています)。

変形性股関節症

主に加齢により股関節の軟骨がすり減ってきて、動きが悪くなり痛みを生じます。リハビリにより股関節周囲の筋力強化、消炎鎮痛剤の服用や適切な体重管理など保存治療を行いますが、日常生活に支障が出る場合には人工関節置換術を行います。手術は感染予防目的に手術用ヘルメットを着用してクリーンルームで行っています。

変形性膝関節症

膝関節の軟骨がすり減ってきて、動きが悪くなり痛みを生じます。症状が進行すれば膝に関節液が溜まったりO脚になったりします。治療の基本は日常生活の改善(洋風生活への変更)、太腿の筋力強化、適切な体重管理とヒアルロン酸(軟骨保護や栄養剤)の注射です。それでも改善しない場合には、人工関節置換術(全部または内側のみ)(手術用ヘルメット着用)または脛骨骨切り術(加重軸の健常側への移動)を行います。

膝半月板損傷・前十字靭帯損傷

大腿筋力強化などの保存治療を行い、無効な場合には関節鏡を用いた半月板縫合術や靭帯再建術を行います。

外反母趾

装具治療などの保存治療を行い、無効な場合には骨切り術などの手術治療を行います。

脊椎外科

手のしびれ、下肢痛や筋力低下が主な症状で、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症などが病名として多いです。レントゲンやCT、MRIの検査を行い診断した上で治療を行います。リハビリや投薬、ブロック注射など保存治療を行い、無効な場合には手術治療を行います。ヘルニア摘出術や除圧固定術などがあります。

骨粗鬆症

骨折する高齢の患者さんのほとんどが骨粗鬆症であり、骨がもろくなっているため、わずかな外傷で骨折するとされています。ご自身の現在の骨密度を知って骨折前に治療することが極めて大切です。当院ではDEXAという精密な骨塩定量測定装置を用いて定期的な測定と治療(内服薬や注射薬使用)を行っています。自分の骨に不安のある方は一度検査を受けてみてください。

上記の疾患以外や上記疾患でも、合併症のために当院での治療が危険を伴う場合には高度医療機関に紹介していますので、まずは当院を受診してください。また形成外科専門医も在籍していますので、眼瞼下垂や良性腫瘍の手術にも対応しています。今後も清仁会の理念に基づいて、地域社会の発展と皆様の健康を守るためにより良い医療サービスを提供していきますので、よろしくお願いいたします。

整形外科 診療担当一覧表

2024年12月22日現在
 
午前 石田仁志芝田浩平坂井沙也子  多田晴彦芝田浩平  石田仁志岩本 淳芝田浩平井上真一(1・3週)
[脊椎・骨粗鬆症専門外来]
本吉俊貴大槻周平(2・4週)  石田仁志本吉俊貴  平方栄一大槻周平(第4週※)
[スポーツ・膝関節]
神原俊一郎(1・3・5週)
[スポーツ・膝関節・一般)]
 

担当医紹介

石田 仁志(いしだ ひとし)

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科目:
整形外科一般
資格:
日本整形外科学会専門医
奈良県立医科大学医学博士
日本整形外科学会リウマチ医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
義肢装具等適合判定医師研修会終了
臨床研修医指導医講習会終了
医療安全推進指導者講習会修了
ドクターからの一言:
「地域医療に貢献できる医療」を当院の使命として患者様に信頼される整形外科を目指し頑張ってまいります。

芝田 浩平(しばた こうへい)

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科目:
整形外科
専門:
足の外科、四肢外傷
略歴:
2014年 滋賀医科大学卒業
資格:
日本整形外科学会専門医
所属学会:
日本整形外科学会
日本足の外科学会
日本骨折治療学会
発表:
●第43回日本骨折治療学会
「大腿骨近位部骨折ORIFのsalvage手術後に大腿骨ステム周囲骨折を来した2例」
●第48回日本人工関節学会
「人工膝関節置換術におけるForgotten Joint Scoreの有効性の検討」
●第45回日本骨折治療学会
「Terrible Triad Injuryの治療経験」
●第47回骨折治療学会
「大腿骨転子部骨折の術後カットアウト後のインプラント周囲骨折の一例」
ドクターからの一言:
足の外科、四肢外傷を主な生業にしております。また、股関節、膝関節の人工関節も行っておりますので、痛みに困っている方はご相談ください。

手術件数

2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
手術実施総症例数 135 126 138 163 260 290 276 271 238
【主な手術症例】 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
橈骨遠位端骨折 10 14 10 8 15 14 19 23 24
大腿骨頚部骨折人工骨頭 9 13 10 14 10 11 16 13 14
大腿骨頚部骨折観血的手術 5 3 1 1 9 1 11 16 17
大腿骨転子部骨折観血的手術 8 10 9 9 3 6 9 0 0
THA 1 0 4 5 5 1 4 3 4
TKA,UKA 6 2 2 4 9 28 15 26 22
ACL再建 0 0 3 8 10 7 4 3 5
膝関節骨切り術 0 0 1 7 12 4 7 0 1
脊椎手術 13 16 19 7 5 3 14 20 7

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